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歌物音源をボーカルキャンセル(ボーカルとオケを分離)してカラオケを作る - Cubase

Vocal muting via SpectraLayers One

〔初回掲載: 2020.11.14、最終更新: 2024.5.4
現行(2024.5.5現在)のSpectraLayers One 10では画面が結構変わっています。 下記の記事を合わせて参照されることをお勧めします。
Cubase 13 操作ガイド『7. 耳コピの元音源のオケとボーカルを分離する』

この記事では Cubase Pro 11と付属の SpectraLayers One を使って以下の変換を行う手順を示します。

  • ボーカルキャンセル
    (歌物の音源(wavファイル)のボーカルとオケを分離してカラオケを作る)
  • オケのキャンセル
    (歌物の音源からボーカルを抽出する)

音源によって結果のクオリティは異なると思いますが、用途に寄っては十分なクオリティな場合もあると思います。 宴会用カラオケならそこそこ使えそうなクオリティだと思います。

このページは下記の内容で構成します。


1.もっともシンプルにボーカルをキャンセルする

もっとも簡単な操作でボーカルをキャンセルするには以下のように操作します。

ボーカルをキャンセルしたい音源をCubaseに読み込み、オーディオ・トラックを作成します〔@〕。オーディオトラックのイベントをクリックして選択し〔A〕、情報ラインのエクステンションで "SpectraLayers"を選択します〔B〕。
すると SpectraLayers One の操作パネルが開きます〔C〕。

SpectraLayers

SpectraLayers One の "Layer" メニューから "Unmix Vocals" を選びます〔@〕。開いたダイアログの"OK"をクリックすると処理が始まります〔B〕。

現行(2024.5.5現在)のSpectraLayers One 10では画面が結構変わっています。 下記の記事を合わせて参照されることをお勧めします。
Cubase 13 操作ガイド『7. 耳コピの元音源のオケとボーカルを分離する』
UN-MIX

処理が終わるとボーカルとオケに分割されます〔@〕。「Vocals」 をミュートするとボーカルキャンセルになります〔A〕。
「Pisno+Drums+Bass+Other」をミュートするとボーカルを抽出できます。

MUTE VOCAL


2.ボーカル、オケの音量バランスを調整する

"Unmix Vocals" 後にボーカルとオケのそれぞれをミュートあるいはソロにできるのに加えて、それぞれの音量バランスを調整できます。

SpectraLayers rebalance

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